斬撃のレギンレイヴはただグロいだけのゲームじゃない。
略して斬レギ。レギン。斬ヴ。
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任天堂初のCERO:Dソフト。開発は地球防衛軍でお馴染みサンドロット。
あんまりゲームのレビューはやらない(やりたくない?)のですが、この手のゲームで30時間も遊んだのは久しぶりなので何か書いておこうと思い書きます。
このゲーム、とにかく血がものすごい出ます。水芸みたいに出ます。
加えて部位欠損がすごい。四肢と首、もげます。ごろんごろん転がるし飛んでくし。
…と聞くとグロいのが苦手な人はのけぞるでしょう。私も最初話を聞いたときは「グロいのはちょっとね…」と思いました。
でも思い切って遊んでみると、このグロさはゲームにとって欠かせない要素の一つなのがよくわかります。
まず単純にヒットエフェクトとしての意味。
ゲームの主人公フレイとフレイヤは神様なのでお強いです。剣の一振りでも射程が50mぐらいあったりします。
遠くの敵に当たるのでそのままだと攻撃が当たるのか当たってないのか分かり辛いです。
この点血飛沫が派手に飛び、またはもげると「あ、当たってる」というのが実感できます。
達成感。
このゲーム、とにかく縮尺がおかしいです。
人間がリアルの背丈(高くて2mぐらい?)なのに対し、敵の巨神はでかい奴で70mぐらいあります。
そいつがのっしのっしと歩いてくるんです。こわいこわい。
果敢に立ち向かってとりあえず足を斬る。斬って斬って足がスッパリ切れたときの達成感がすごいです。
ヒットエフェクトなんですが、戦った成果がダイナミックに見えます。
これはわかりやすいし、面白いです。
そして爽快感。
このゲームのキーワードは「でかい」のに加えて「数が多い!」。
敵が100匹ぐらいどんどこ押し寄せてくるんです。まさにうじゃうじゃしてます。
そいつらの懐に飛び込んでなぎ払う。数十匹の敵を一挙に粉砕!血飛沫で画面はいっぱいに!
なんというか、ものすごいカタルシスが得られます。
すっきり!と言う感じです。
文章だけで表現するのがなかなか難しいですがこんな感じです。
単純な暴力表現なのではなくて、プレイヤーを楽しくさせるために必要な表現なんです。
ただ血を出しときゃーいいだろう、なゲームではないです。
IMGP2203.JPG posted by (C)浮草
▲Amazonで予約するとついてくるサントラ。グラスホッパー・マニファクチュアにいた高田雅史さんが作曲しています。
任天堂の歴史を振り返ってみますと過去出したグロゲーと言うとパッと思い浮かぶのはエターナルダークネス。
あの時はまだCEROの審査がなかった時代なのでグロいですマークだけで発売されていましたね。
その後あからさまにグロいゲームはそんなにはでていなかったと思います。
それまでWiiのソフトパッケージは白が基本でしたが、今回わざわざパッケージを黒くしてまで出してきたのは、
最大限の注意を払いながらも「私たちはこういうゲームも出しますよ」と意思表示をしてきたのはとても意義深いような気がします(そこら辺の顛末は社長が訊くにも書かれていますね)。
とまあ、グロ表現についてフォーカスしてみましたが、このソフトはモーションプラス対応だったり、
とにかくいろんな要素がぎっしり詰め込まれている本当に今旬のゲームだと思います。
グロ表現だけで敬遠するのはちょっともったいないですよ。
Wiiでオトナのゲームをやりたい人にはすごくおすすめしたいです。
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